こんにちは!ふみママです!
わたしは、約11年間勤めた小学校教員を昨年度で退職しました。
教員離れが深刻化している近年ですが、この記事を読んでいる方の中にも、
・辞めたいな…
・でも勇気がないな…
・辞めたら後悔するかな…
と悩んでいる人もきっと多いと思います。
この記事では、退職を悩んでいる方に向けて、実際に辞めた経験談についてまとめました。
ふみママです。
教員6年目のときに産休入り、育休を取得。2人目もそのまま出産し、計4年間の産・育休を経て時短勤務で復帰しました。現在は退職しています。
退職した理由
わたしが教員を退職した理由はいろいろあるのですが、元々漠然と考えていたことでした。
挙げるとしたら、
・子どもが小さいうちはなるべく家に
いてあげたいと私も夫も思っていたこと
・繊細気質な娘に柔軟に対応できて
寄り添ってあげられるようにしたいこと
・私の教員をこのままやりたいという
熱意やモチベーションの低下(笑)
などを考えていたので、決断は自然なものでした。
子どもが小さいうちはなるべく家にいてあげたい
わたしも夫も、自身が小学生の頃は学童などに行かず、母親が家で待っている家庭で育ちました。(昔は今ほど共働きの家庭も多くなかったので、そういう家庭のほうが多かったかな?)
そのこともあり、子どもが小さいうちは帰ってきたときにおうちにいてあげたいという思いが強くありました。
ですが教員という職業柄、教員を続けていたら、早朝から夜遅くまで保育園に預けなければいけないし、小学生になったら子どもより朝も早く家を出なければいけないし、帰りも学童が必須なのは明らかでした。
我が家の場合夫も不規則な仕事をしていたので、なおさら環境的に難しいなと思っていたのもあります(^-^;
もちろん教員の中にもママさん先生はたくさんいて、試行錯誤しながらお仕事している先生を何人も見てきました。人や環境にももちろんよるので、一概には言えないけれど、やはり祖父母の手を借りている人が多かったように思います。お迎えから夜ごはん、お風呂まで毎日済ませてもらっているという先生もいました。
もちろんいいのです!周りとたくさん協力して、教員を続けるという選択をすることは素晴らしいことだと思います◎
わたしと夫にはその選択肢がなかっただけで、”働くなら自分たちで子どものことを見ながらできる範囲で”という考えは一致していました。
繊細気質な娘に柔軟な対応、寄り添ってあげられるようにしたい
我が家の上の娘は人見知りで繊細、環境の変化が苦手なところがあります。小さいころからかなりの人見知り、母子分離が苦手でわたしにくっついているタイプ(^-^;
幼稚園の入園も心配でしたが、初めこそ泣きながらの登園でしたが、しだいに幼稚園に慣れていき、毎日楽しく通うようになりました。
あんなに人見知りで繊細な娘がこんなに幼稚園を楽しめるようになるなんて…!
と感動しましたし、成長を感じました。
しかし、年中になるタイミングでわたしの職場復帰がありました。ただでさえ担任やクラスのお友だち、教室などが変わるのに、わたしの職場復帰まであったら娘がもたないだろうなと思いました。
そうした娘のことも踏まえ、担任としてフルで復帰することは避けたいと思い始め、時短勤務を取得しました。
娘にとってはあまり環境が変わらないように配慮した復帰でしたが、それでも娘は漠然と不安だったのか、なんと年中の1年間ほぼ毎朝登園渋りでした(^-^;
これに関しては、子育てと仕事の両立に本当に悩みました…。両立というか主に娘の壮絶な登園渋り(笑)時短勤務を取っていなかったらと思うと、本当に恐ろしかったです(^-^;
なので、実際に復帰してみて、娘の様子を見て、やはり娘が小さいうちは家にいてあげたほうがいいなと、退職する決め手となりました。
教員への熱意やモチベーションの低下(笑)
繊細な娘の登園渋りが大きな理由ではありますが、わたし自身の教員を続けたいという熱意やモチベーションが低下していたことももちろん大きいです(笑)
そもそも、どれだけ我が子が登登園渋りしようが、子育てとの両立が大変だろうが、”教員を続けたい!”という思いがあれば、もちろん辞める選択肢にはならないと思います。
そう考えると、わたしはそうしてまで教員を続けようという気持ちがなかったのだと思います。
学校で仕事している間も、泣いている我が子に十分寄り添う時間もなく毎朝送り出し、自分はよその子の寄り添っていることへの矛盾みたいなものが、どうしても自分の中で消化しきれませんでした。
やはり学校で働くなら担任がいい
時短勤務だったので、担任ではなく算数少人数などの担任ではない働き方をして思ったことが、
やはり学校という場で働くのであれば、わたしは担任がやりたいな
ということでした。
担任を持たないために時短勤務を取得したのに、完全なる矛盾ですが(^-^;(笑)
担任をやっているともちろん大変なこともありますが、やりがいという意味では担任に勝るものはないなあと、昔の担任時代のことをよく思い出してはあの頃の自分輝いていたなーなんて思った1年でした。(笑)
でもそれはあくまでもあの頃の私であって、今の私はあのときと同じような働き方はできないし、きっと今担任に戻ってもキャパを超え、昔の自分や働き方のギャップに耐えられなかったと思います。(笑)
とにかく、時短勤務を取得して本当によかった!時短勤務でなければ無事に乗り切れなかったです。(笑)
時短は時短なりの大変さがあると以前の投稿でも書いたことがありましたが、それ以上にやはり私は時短勤務で働かせていただけたことは大変ありがたかったです。
辞めたことによるメリット・デメリット
メリット
繊細な娘にゆとりをもって対応できる
一番はやはりこれに尽きます。
わたしが退職したからなのか?
弟が入園して一緒に登園できるからか?
理由はわかりませんが、年長になってから嘘のように登園渋りがなくなりました。
”家でお母さんが待っている”ということが、娘にとっては嬉しいようでした。
また、我が家はこども園だったこともあり、平日の夕方や行事の振休、長期休み中は通常の教室ではなく預かりの部屋に行かねばならず、先生も変わるため娘は預かり拒否がすごくて…(^-^;
仕事を辞めたことで、”預かりに行かされるかも”という心配がなくなったのは娘にとって大きいと思います。
また、年長になって女子トラブルもちらほら…。朝テンションが低く行きたくなさそうなときも、ゆっくりと話を聞いてあげることができました。
どちらが休む?論争がなくなった
共働きの宿命ですね(笑)
我が家はこのとき、夫が平日休みなことも多かったのでだいぶ助かることも多かったです。夫の仕事は、基本的に途中で帰ったり急に休んだりはできない仕事だったので、夫が仕事のときは必然的にわたしが休みを取ることになりました。
わたしが退職をしたことで、夫も休めるかどうか考えたり心配したりすることがなくなって、考えるタスクが一つ減って安心しているようです。
急な体調不良や休園に対応できる
上の続きにもなりますが↑、急な体調不良や休園があっても焦ることなくそのまま受け入れられるので親子共々よかったです。
幸い、共働き時代も子どもたちの体調不良で呼び出しをされることは一度もありませんでしたが(奇跡(笑))、それでも体調不良で連日休んだり、台風や雪などで臨時休園になったりすると、夫婦で休みの調整や職場への連絡などバタバタしていたので、現在は慌てることなく対応できるようになってよかったです◎
肩身の狭い思いから解放(笑)
単純に、時短勤務で復帰していたのでそれはまあ肩身が狭くて(^-^;(笑)
特に教員の世界ってまだまだ古いので、時短勤務している人自体が稀なんですよね…。(地域差はあると思いますが)
なので、常に申し訳ない気持ちが付きまとっていたので解放されたのは最高です(笑)
デメリット
給料が入らない
当たり前ですが、退職したので月々のお給料がなくなりました(*_*)(笑)
在宅ワークで何かできたらと思いつつ、子どもを産んでからかれこれ約6年ぶりの一人時間が控えめに言って最高すぎて、だらだらしていたらなんだかんだもうすぐ1年(笑)。
さすがに2馬力のときに比べると、そのときほど贅沢はしなくなりましたが、お金の余裕と気持ちの余裕どちらを取るか、といったところですかね。
とは言え、現在は夫の収入に頼っているところなので、申し訳ない気持ちもあります…。少しでも家計の支えになれるように、そろそろちゃんとしようと思います!(笑)
退職を決断させてくれた夫には本当に感謝しかないです。
辞めて後悔はしているのか?
結論、後悔はありません!!!
もちろん、教員として初任者のころから担任の仕事をしてきて、築いてきたキャリアがこれですべてなくなってしまったなという切なさみたいなものはありますし、お給料が入らないのは悲しいけど(笑)、それでも退職してよかったなと思うことのほうが圧倒的に多い1年間でした。
なので、わたしは辞めて後悔はありません(^^)
公務員から解放されたので、これからいろんなこともできるという無限大の可能性も秘めていますし…!(前向き(笑))
まとめ
個人的な話になってしまいましたが、退職した2児の母の本音を書きました。これに関しては、職種や子どもの性格にもよるのかなと本当に思います。
家庭の環境や子どもの性格など、まさに置かれている状況は十人十色。
ベストな正解は一人ひとり違いますし、わたしも退職が正解だったかは分かりません。
もちろん悩みのない人なんていないだろうし、みんな悩みながらも子育てや仕事に励んでいるわけで、とにかく世の中の働きながら子育てをしている方々は本当にすごい!尊敬でしかありません!
この記事を読んでいる方が、ご自分にとってベストな選択ができますように。
お読みいただきありがとうございました♩
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